La Festa Mille Miglia 2022

大会レポート

【大会レポート1日目】2022年9月16日

25回記念大会・クラシックカーの秋の祭典 La Festa Mille Miglia 2022 が開幕

25回目の記念の大会となる今年の La Festa Mille Miglia。昨年は新型コロナウィルス感染拡大の影響により福島県からのスタートとなったが、今年は例年通り、明治神宮からスタート。25回記念大会となるため、久々に参加するチームや初参加のチームも多く、83台のエントリーはいつもと少々違う顔ぶれとなった。

残暑厳しく、夏のような暑さの晴天に恵まれた初日。車検会場でもある明治神宮は、早朝から参加者の車たちでいっぱいに。明治神宮で過ごす朝は2019年以来となるため、エントラントたちはここから出発できる喜びを感じながら、思い思いの時間を過ごしていた。

午前11時になると、彬子女王殿下や Gianluigi Benedetti 駐日イタリア大使らに見送られ、明治神宮を出発。明治神宮を出ると、一気に福島県を目指す。

最初のポイントとなる矢吹自動車教習所では、PC競技(決められた区間を決められた秒数で走り、設定タイムとどれだけ誤差が少ないかを競う計測競技)を行ったあとにスタンプ受け、中町ポケットパークへ移動。

中町ポケットパークでは、たくさんの地元の方たちがエントラントと車たちを出迎えてくれた。小さな子どもから年配の方たちまで、手旗を振って歓迎。疲れが吹き飛ぶ瞬間だ。ここではゼッケン番号順に隊列を整え、次の目的地へ出発。

天栄村役場と野口英世記念館でスタンプを受けると、最後の目的地、猪苗代スキー場へと向かう。時刻は午後4時すぎ。少しずつ秋めいてきた空は、夕暮れの色に染まり始めていた。

猪苗代スキー場で最後のPC競技を行い、ホテルへ向かうと裏磐梯の秋の風景が見えてきた。暑い1日だったが、夕方になるとひんやりとした空気が秋を感じさせる。訪れた先々で、風や景色に季節の移ろいを感じることができるのも、1都8県を走る La Festa Mille Miglia の醍醐味だろう。

午後6時頃には、ほぼすべての車輌が裏磐梯レイクリゾートに到着。駐車場では、約325kmを走った車たちのメンテナンスが行われている。明日もまた、タフな旅路が続く。

2日目は、福島県と宮城県、山形県、栃木県をまたいだ約417kmのルートを走る予定。秋へと変わりゆく景色と、地元の方たちとの出会いを楽しみに、ロングドライブに備えよう。

(文&写真/岩本 美香)
彬子女王殿下や Gianluigi Benedetti 駐日イタリア大使らに見送られ、明治神宮をスタートする BUGATTI T40GS
彬子女王殿下や Gianluigi Benedetti 駐日イタリア大使らに見送られ、明治神宮をスタートする BUGATTI T40GS
出発前の交通安全祈祷
出発前の交通安全祈祷
矢吹自動車教習所でスタンプを受け、記念品をもらう ERMINI 1100 SPORT
矢吹自動車教習所でスタンプを受け、記念品をもらう ERMINI 1100 SPORT
中町ポケットパーク(TOY SHOP UEDA前)を通過する MG C-type
中町ポケットパーク(TOY SHOP UEDA前)を通過する MG C-type
猪苗代スキー場でPC競技に臨む PORSCHE 550 RS
猪苗代スキー場でPC競技に臨む PORSCHE 550 RS
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