La Festa Mille Miglia 2018

Mille Miglia 2018 Report

5月18日から21日までの4日間、今年もブレシアとローマを往復するMille Miglia 2018が開催された。

1927年に始まったMille Migliaは今年がちょうど90回目の記念開催となった。この節目の大会に世界中から集まったクラシックスポーツカーは総勢450台。日本からは常連組のほか、初参加7台を含めて過去2番目に多い17台がエントリーした。

車検前日の15日からブレシア市内には多くのクラシックカーが集まり始め、昼夜を問わずあちらこちらでその姿を目にするようになってきた。また、Mille Migliaの歴史において重要な場所の一つであるPiazza della Vittoria(ビットリア広場)やViale Venezia (ブレシア通り)では設営作業が始まり、周囲の店舗は手旗やチラシで装飾され、いよいよ祭りが始まるぞ、という独特な空気が市内中に溢れこちらもワクワクしてくる。

450台も参加するMille Migliaでは車検も大掛かり。
フィエラと呼ばれる展示会場を借り切って、16日から18日の3日間かけて行われている。
今回、日本チームはMille Miglia事務局からの申し入れで、グループ車検というものを行なった。これは通常、各チームが単独で行なっている車検作業を団体で受けられるというもの。初参加チームも多く、言葉の問題もある事から今回の話を受けたわけだが、思った以上に時間がかかってしまった。受付に使用する機械のトラブルなど、幾つか理由はあるのだが来年は是正したい事案である。

車検が終わった後、数チームが昨年から始まったガブッリトロフィーに参加。
これは昨年の1月に急逝したMille Miglia S.r.L前会長のロベルト・ガブッリさんを偲ぶために昨年に続き開催されたイベント。
個人名をつけたイベントを、本番前にわざわざ行うのだから、故人の人柄がうかがえる。イベントは10個ほどのPC競技が行われ、21日の表彰式で結果が発表された。
その後、毎年恒例となっているラ・ソスタでのヴェテランカークラブパーティが開催された。
本番前日という忙しい時にも関わらず、ブレシア自動車クラブのピエールジョルジョ・ヴィットリーニ会長夫妻やMille Miglia S.r.Lのアルド・ボノーミ会長、亡くなったガブッリさんの奥様のルイージャ・ガブッリさんとお嬢様のマリア・ガブッリさんも参加してくれた。参加者たちは日伊の友情の輪を広げるとともに、翌日から始まるMille Migliaでの健闘を誓い合っていた。

明けて18日。いよいよMille Miglia 2018が開幕。残念ながら、1台がスタート前にリタイア。
スタートを目前にしてのリタイアはかなりショックな出来事ではあるが、無理に走って車を壊したくないから、という参加者の言葉が印象的だった。

今大会も、フェラーリとベンツのトリビュートが行われた。これは大会のルートを現代のフェラーリやベンツが、クラシックカーが通過する前に走行していくもの。露払い的な意味合いがあるのだろうが、あまりマナーのよろしくない参加者も多く目にする。過去に何度か大きな事故が起きているMille Milgia。クラシックカーが主役であるという事を忘れずに走って欲しいものだ。

トリビュートが全て出発した午後2時半。過去10度Mille Migliaを制覇しているジュリアーノ・カネが操るOMがスタート台に登り、いよいよMille Miglia 2018が開幕した。

途中、スタート台に不具合が起こり残念ながらスタート台を登れなくなってしまったが、それでも観覧席や沿道から湧き上がる歓声に送り出され、4日間の冒険の旅が始まった。

大会中、日中は概ね好天だったが2日目の夜と3日目の夕方に局地的な豪雨に見舞われた。特に2日目の夜、ローマで降った雨は想像を絶するような雨だったようで、冠水した道路の影響で1台がリタイアとなってしまった。

そして21日、いよいよゴールを迎える。450台の参加者のうち70台がリタイア。
日本チームも残念ながら4台がリタイアとなってしまったが13台が無事にゴール台を通過できた。

続けて行われた表彰式は例年行われるオペラハウスではなく、同じくMille Migliaでは重要な場所の一つとなるPiazza della Loggia(ロッジャ広場)で開催された。参加者、関係者だけでなく地元ブレシアの観衆も見守る中で行われた表彰式。
90回記念大会という事で特別にこの場所を選んだのかも知れないが、とても良い雰囲気の表彰式だったので、来年以降も継続しても良いのではないだろうか。日本チームの最終成績は13位の竹元チームが最高位。今大会は17台のエントリーがあったため、ナショナルトロフィーが久しぶりに日本へ届くのも嬉しい話だ。

今大会で気になったのは、日々行われるCO競技やPC競技でのペナルティーについて。
日本では1日に1度しか行わないが、イタリアでは毎日複数のCO競技が行われている。 台数が多いため、全体の進行を、ある程度コントロールしたいという意図が伺えるが、30分以上規定時間より遅れると12,000点のペナルティーが課せられる。1度遅れただけでリカバリーする事が困難になってしまう点数を課せてしまうのはどうなのだろうか。例えば、1回目は500点、2回目は1000点といった感じで、ある一定の回数までは挽回可能にするのも方法の一つだと思うのだが。

最後になるが今大会は日本チームの参加台数が多かったためか、応援でブレシアを訪れた日本人も多く見受けられた。
今年だけでなく来年以降も多くの日本人にMille Migliaへ挑戦して欲しいし、体感して欲しいと思う。
そしていつか、ベスト10、ベスト5に日本人の名前が入る事を期待したい。

日本からの参加者と順位

Ranking No. Driver / Co-Driver Year Car-Model Photo

フォトギャラリー

16 MAY to 17 MAY 2018
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19 MAY 2018
20 MAY 2018
21 MAY 2018
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