企画主旨

企画趣旨1997年に誕生したLa Festa Mille Migliaは15回大会を迎えますが、3月11日、東日本を襲った未曾有の大地震と津波の影響により、例年のルート設定が困難であることに加え、今後、長期間にわたって被災地への支援活動が必要との判断から、大会の実施概要およびルートを大幅に変更致します。

La Festaは誕生当初、わが国には1000マイルにおよぶ一般公道を舞台とするクラシックカー大会など存在せず、前例もないことから、企画立案から第一回目の開催にいたるには、制作準備期間として5年の歳月が必要でした。

第一回大会の実施から、回を重ねるにつれ大会の認知度も上がり、現在では,ルート上の各市区町村から歓迎される、年に一度のお祭りにまで成長し「友情の輪」は確実に広がっています。

初回から参加をしている参加者は白髪やシワも増え老眼鏡も必要となりましたが、シニア世代の情熱は衰えるどころか、老いて益々盛ん「いくつになっても心・少年」の参加者は、観衆や次世代の人々に勇気を与えます。

あの頃に比べ生活は劇的に変化し、デジタル化によってますます便利な世の中になってきました。反面、人と人が交わす会話は減少し、ライフスタイルは忙しない時代となっています。参加する車は、人間の五感を駆使して動く、現代車とは正反対のアナログ満載の車ですが、1000マイル完走のゴールシーンは、参加者、メカニック、観衆、スタッフに感動を与え、人々は古い車に敬意を払います。

毎年実施してまいりました交通遺児と環境保護のための募金活動は「がんばろう日本!」という副題を掲げ、東日本大震災の被災者への義捐金を募る活動として実施します。また、この機会に大会のタイトルやロゴは、1992年から使用した“Mille Miglia”から卒業し、日本オリジナルとして“La Festa”を強調したものに生まれ変わります。

回を重ねて15年、先人が創造した個性あふれる車を継承し、我々の目指す遥か彼方のゴールに向かって大会を継続してまいります。

La Festa 2011 組織委員会